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mouryou masako

 

Art and Textile Workshop

2003年 岩手県立美術館 グランドギャラリーでの制作風景

「織る」というのはどういうことなのでしょう。編む、組むなどとのちがいはなんなのでしょうか。織の最も単純な形を大きなスケールで体験しながら,その仕組みや可能性について考えてみたいと思います。複雑な装置は使わず、美術館の広い空間に絹糸をはり、一本ずつ手で糸を通していきます。その繰り返しが、やがて空中に浮かぶ大きな布としてゆっくりと姿を現します。岩手県立美術館 [布を織る]ワークショップ テキストより

ニッケコルトンプラザ [工房からの風] 二日間のための布  

 染織を始めて二十年以上が過ぎた。始めた頃は素材も技法もジャンルも意識せず、手当たり次第とにかく作った。脈絡無く作る。予想が外れ仰天するようなものが出来あがるほど面白かった。しかし次第に変化は緩やかになり、いつのまにか仕事のスタイルが出来あがった。素材は絹、シンプルで長く使えるもの。雑多なものは排除してそのものを際立たせて見せる。そんな作品や見せ方を周りから一度受け入れられると、よけいにそこへの意識が過剰になっていく。自宅にある仕事場で染めて織って縫う。閉ざされた空間にひとり仕事をしていると、よりどころが欲しくなる。使ってくれる人のことを考えて外と繋がろうとしてみるが、誰がどう感じ、使ってくれているのか、知る機会は案外少ない。とりあえず僅かな実感を願望で膨らませ、それを土台にまたも作る。二年前の工房からの風に参加したのは、そんな全てが内側を向いて小さくなっていた時だったと思う。よく晴れた日、野外のテントは日常とは正反対の場所だった。訪れる大勢の人は忙しく歩き、あちらこちらで「作る」ことを通じて何かが起こっている。ありがたいことに私も百人の方々に参加していただいて、大きな一枚の布を完成させることができた。「場に集った人を繊維で繋げる」という企画には皆さん興味をもって参加してくれたが、その傍らにある私のいつもの作品は周りの活気に飲まれているように見えた。今年二度目の参加の機会をいただいた。今度は自分自身がスタイルと思い込んでいるものから開放された、二日間だけのための特別な作品を作ろうと思う。多くの方と直接会うことのできる特別な場だからこそ成立するもの。完全に出来あがったものではなく、私と使う人両方のアイデアを取り入れながらその場で完成させる作品。非日常を作品にしたらどうだろう。これまで長いこと溜めこんでしまった混沌を、新鮮な力に変えることができるかもしれない。[工房からの風]ワークショップテキストより

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1990 日本クラフト展優秀賞(松屋銀座・東京)1991 TALENTBO¨RSEHANDWERK・インターナショナルクラフトコンペティション(ミュンヘン・ドイツ)1992 今輝いている女性達展(難波高島屋・大阪)1993 ・98 NIKKEこるとん銀花企画・アートポケットインスタレーション (ニッケコルトンプラザ・千葉)1994・98 工房からの風( ニッケコルトンプラザ・千葉)1995 TODAY'S ART TEXTILE展 (ギャラリー彩園子・岩手)江面旨美・舞良雅子2人展(ニッケコルトンプラザ・千葉)1996 CONTEMPORARY JAPANESE CRAFT AND JEWELRY DESIGN (ロサンジェルス・アメリカ) 1998日本のベストデザイン展(国際デザインセンター・名古屋)1998・99 布とくらす展(リビングデザインセンターOZONE・東京)2001 個展(Ecru+HM ・東京) 2002 個展(盛岡クリスタル画廊・岩手) ジャパンクリエーション2003 テキスタイルコンテスト部門賞(国際展示場・東京)2003 岩手県美術選奨受賞  個展(ギャラリー晩紅舎・東京) 2003 布を知るワークショップ(岩手県立美術館・岩手) 2004 朝日現代クラフト展招待出品(阪急百貨店・大阪)現在,岩手県盛岡市と宮古市で制作.

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